昨年、講演させていただいて以来、定期的にご連絡を頂いているジンバブエ野球会の代表から、お誘いを頂き、夏の集いに参加して来ました。
今日は、「スポーツを通じた開発」という事で、元青年海外協力隊ジンバブエ体育隊員で、大阪外国語大学の准教授の竹下先生の尾花氏でした。
あまりにも、驚きが多くて、何から書き始めてよいのやら迷ってしまいますが、とにかく、カンボジア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、東ティモールなどの現状や課題を交えた非常に貴重なお話でした。
みなさん「人間開発指数」というのをご存知でしょうか?
ネットで調べてみると
『人間開発指標(HDI)はその国の、人々の生活の質や発展度合いを示す指標である。生活の質を計るので、値の高い国が先進国と重なる場合も多く、先進国を判定するための新たな基準としての役割が期待されている。
この指数はパキスタンの経済学者マブーブル・ハクによって1990年に作られ、1993年以来国連年次報告の中で国連開発計画によって発表されている。』(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
となっています。
その仕組みは、まだまだ勉強不足で私にはよく理解できませんでしたが、各国の人間開発の度合いを測る新たなものさしとして発表され、各国の達成度を、長寿、知識、人間らしい生活水準の3つの分野について測ったものなのだそうです。
要するに、国民総生産(GNP)や国内総生産(GDP)では図りきれない、人間が人間らしく生きていくために必要なことを図る唯一の評価軸なのだと理解しました。
その人間開発をするために、ミレニアム開発目標が作られ、
2000年9月ニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットでの公約を達成するため、8つの目標、18のターゲット、
48の指標からなるミレニアム開発目標(MDGs)がロードマップ(行程表)としてまとめられたそうです。
こう書いていくと、非常に難しく思えてしまうけれど、
極度の貧困と飢餓の撲滅、普遍的初等教育の達成、ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上、乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康の改善、HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止、環境の持続可能性の確保、開発のためのグローバル・パートナーシップの推進など、私たちが日常生きていく中で、満たされすぎていて気がつかない大切な事が体系立てて含まれており、その必要性や重要性が、私のような素人にもわかるように「ちゃんと考えなきゃ」と思うように説明してくださいました。
その基礎的知識を踏まえたお話から、徐々に
カンボジア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、東ティモールの各論に話は進みます。
これまで、識字率や初等教育就学率など、気にもしないで活動してきた事が何だか恥ずかしくなりました。
特に、カンボジアの学校の事については、心が動かされたのです。
500万円あれば、識字率が低いカンボジアに学校が建つというのです。カンボジアは、外国人が自由に学校を建ててもよくて、その学校に国が校長先生と教員を配置してくれるというのです。
講演が終わった後、先生と少し個人的にお話をしていた時、
私があまりにもノリノリなので、困られたかもしれませんが、
「一緒にカンボジアに行かせてください!」とお願いし、近々に
スタッフも一緒に現地へ向かおうという事になりました。
仕事もあるので、みんなと相談しながらなのですが、やっぱり行きたい!
一生懸命、仕事するから、少しだけ私をカンボジア留学させて頂きたいと、同僚にお願いしています。というか、きっと、みんなで一緒に行く事になりそうなのですが・・・・。
日程など決まったら、また報告しますね。
また、この関係で詳細を知りたい方は、
[link:www.undp.or.jp/hdr/]国連開発計画[/link]
[link:www.undp.or.jp/publications/pdf/whats_hd200702.pdf]人間開発について[/link]
に詳しく書かれています。
う~ん。難しくてうまくかけなかった・・・・・・(T_T)