山根さんの所に行った帰りに、阪神出屋敷駅前、久しぶりに行ってきました。驚くほど、ひどい現状に何だか唖然としてしまいました。どんど撤退する店。人通りもまばら。私たちがあの場所でイベントをしていた時は、少しでも人が集まっていたように思います。そもそも、リベルの活性化を考えた当初、人でいっぱいになるようにがんばろうと心から思いました。もし、私たちがもっと尼崎に力を入れようと思えたら、ここをそのままにはしていないはず!と、帰り際、増馬と話しました。
実は、非常に寂しかったのです。
少しでも活性化したいと思って、様々なイベントを企画し、
継続的な活動をしていこうとがんばっていたのに、「人」のつながりが断絶すると、こうも残酷にまちを落ち込ませてしまうのか、と
思い知ってしまった事が非常に悲しかったのです。
私たちが今、こんなにもいろんな方々に支えられて活動できているのは、ひとりひとりの心根や真剣な態度、思いやりがにじみ出た活動が理解されてこそ。
「人」につくものの「人」を変えると
いろいろな事が変わってしまうのですね。
西宮や尼崎のまち、大阪や京都、様々な場所で
私たちが活動している今、私たち自身が安易に「人」を
動かしてしまうことをすれば、まちさえも変わってしまうのだなと
考えさせられました。
本当に気をつけなければなりません。
改めて、私たちの活動に協力してくださっている多くの方々、
特に西宮市や西宮商工会議所の皆様に感謝し、この西宮が発展していくために尽力する事こそが、その恩返しだと肝に銘じました。
私たちは今も尼崎市で様々な事業のお手伝いをしていますが、
これまでのように積極的に関わっているのかと聞かれれば、
確かに薄くなってしまいました。
私たちだから・・ではありませんが、人がいなくなるということ、
そのまちでの活動が減少するという事が、どんなに「まち」自身を
変え、魅力ないものとするのかというのが、わかっているまちづくり団体がいったいいくつあるのでしょうか?
そして、人が何の理由であれ、その場所を離れるという事の問題の大きさをわかる「地域活動に携わる自治体・企業・商店街・その役割を担う立場の人々」がいなければ、まちの発展・活性化はないのだととても強く感じました。
誰であれ、そのまちから離れさせない努力を、まちに関わる全ての人が持ち続けることを心から願っていますし、私もその大切さをわかりながら動いていこうと思います。
それこそが私たちが求め続けたホスピタリティなのだと思うのです。付け焼刃のホスピタリティは底が浅く、はだかの王様になってしまうのではないでしょうか。