以前から懸案事項であった障害者団体との座談会を開催しました。
年度当初から、障害者関連所轄庁から
「現場の声を聞けるざっくばらんな会合を開きたいので、協力して欲しい」とお願いされていて、なかなか東に時間がなくて、そのままになっていました。
しかし、この時期になって、
どうしても早急に「新体系」への移行について
疑問があるところを、ストレートにざっくばらんに聞きたいという
相談が増えてきて、忙殺を理由にできない状態になり、
急遽開催することになりました。
こみさぽは、市内・市外関わらず、そして、NPO法人や地域団体等の枠組みも取り払い、ありとあらゆる地域資源をつなぐ中間支援団体として活動しており、もちろん、企業や個人事業主も、大学も学生も、みんなでつながって生み出される無限大の可能性を広げていくプロフェッショナル・コーディネイター集団として活動しています。
要するに、相談に来てくれたら、損はさせませんなのです。
で、実はこの会議。非公式です。
上記の意味で、幅広くつながった障害者団体や関係団体のみなさんが、本当にざっくばらんに話ができる、こみさぽにしかできない座談会なので、お声かけしている団体は、極々少数。
といいながら、全員15名ほどになってしまいましたが。
ということで、会議資料しか公開できません。
今のところは・・・・。
もっと大きな輪になってきて、そのつながりが強固になってきたら、必要に応じて公開していくつもりです。
東にとっては、この座談会。本当に勉強になりました。
座談会には、所轄の方もいらっしゃったのですが、
様々なやり取りの中で
「障害者自身が当事者というとき、障害をもつ人のみをさすけれど、一緒になってみんなが幸せになろうとするサポートをする時に、その関わる人の全てが当事者であり、決して障害をもつ人だけが、当事者じゃない。」という話題になったり、
また、障害を持つ方が
「君は障害者じゃないだろう!だから分からないんだ!」と言ってしまうと、健常者はまったく話が進まなくなる。そうではないんだ。関わるみんなが当事者で、みんなでつながってよい関係性の中で情報を共有し、できることをできるだけのスピードで進めていこうということが大切で、認識をみんなで変えなくちゃ。という話になったりしました。
なんて素敵なんでしょう。
新体系に移行していく時、ありとあらゆる関係各所が、お互いに知恵と力を出し合って進まなきゃいけない。
その中では、敵も味方もない。
だって、誰もが誰かを傷つけようとして、新たな施策を打ち出すなんてことないんだから。
できるだけ現実性を帯びた計画にしていくために必要な相互理解のはじめの一歩がそこにあったように思えました。
とかく、何かの意見が通ると
「運動の勝利」とかいう表現になるけれど、
「勝利」ってなんでしょう?
「勝ち負け」なんでしょうか?
一般社会でだめだしをする時には、代替案を一生懸命考えて、指摘します。
代替案を委ねていて、文句ばかり言うのは、ある意味、かっこよくない。
人を責めることよりも、手をすっくと差し出す方がどれほどの勇気と力が必要か。
それを痛感した座談会でした。
次回からは、より具体的な話ができてくるようにしたいなと策を練っています。
公開できる時まで、もう少しお待ちくださいね。