2010/01/23 トピックス

活きろ阪神間2010!合同就職説明会終了しました!

こんにちは。東朋子です。

コミュニティ事業支援ネットでは、
毎日のように学生が集まり、
様々な当法人事業のサポートをしながら、社会体験をしてくれています。
私たちと関わる多くの学生が、口を揃えて
不況不況、就職難就職難と嘆いています。

そんな彼らが、地元で活躍する場を作りたいと
昨年から「活きろ阪神間」はスタートしました。
会の冒頭私はこんなお話をしました。

「本事業は「現代の就職活動に疑問を感じた」ところから
始まっています。「聞いた事のある名前の会社」ということを
基本に、「一括エントリー」というボタン1つで、
大量にエントリーシートを送っている現状を目の当たりにし、
「もっと、身近で素晴らしい会社の事を知ってもらい、
自分の目で、力で、将来を勝ち取って欲しい」という想いが
つまった就職説明会です。
ここに集まってくださった全ての企業の皆様は、
本事業の趣旨を深く理解していただき、
大変積極的にご協力いただきました、
素晴らしく前向きな企業の皆様です。
私たちは、この阪神間の中小企業がどれほど熱く、
強く、精力的かをこの機会を通じ、知る事となりました。
その一端でも、この会場で多くの若年者に知って頂きたいと
思っております。

もしかしたら、好条件ではないかもしれません。
思ったよりも、かっこよくないかもしれません。
大変なことも多いかもしれません。
しかし、若者に未来を感じ、人を育てることに熱心で、
家族のような温かさを持ち合わせ、かつ、みなさんのちからに
よって、大きく成長する幅をもっていらっしゃる企業の
みなさまです。
今日、ここに集まる、誇るべき地元企業の皆様に、
自信をもって、意欲をもって、自分を表現してください。
この場を借りまして、ご協力いただきました全ての皆様に
感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
ありがとうございます。」

そして、80人以上の学生を企業ブースへ送り出しました。

地元企業の皆さんは、お忙しい中時間を割いてお越しくださり、
様々な準備をしてくれています。

スーツを着た学生は、さてどうでしょうか?

今回の西宮市大学交流センターで開催した「活きろ阪神間2010」で感じたことをひとことで申し上げると【驚き】でした。

実は、今回、私たちはほとんど集客していません。
この「活きろ阪神間」が地域に根付いてきたことに、
まず驚かされました。

そして、もうひとつ。
ここからは少し辛らつですが・・・。

学生の「受身さ」です。

私たちは今回、最後の1社を除いては、
結構前からホームページで、企業情報を公開していました。
もちろん、企業様側からのご要望もあり、告知した時には
決まっていなかったことも順次決まってきたりもしました。
しかし、変わるごとに少しずつ更新をしてきました。
が、見ていない学生が多い・・・・。

それよりももっと信じられないのが、
企業名をインターネットで調べることさえしていない学生が
非常に多いということです。

企業はアンダーグラウンドで動いているわけではありません。
ネット社会の今、調べれば彼らの必要な情報は手に入ります。
自分が一生をかけるかもしれない会社を探す時に、
私たちが提供した情報だけで十分なはずがありません。

しかし、至れり尽くせりが慣れてしまっているのか、
情報を欲しがる学生が本当に多かった・・・。
自ら調べることをせずに・・・。

また、もっと悲しかったのが、
「ぼやく」くせに「積極性がない」こと。

当日、あえて8社出展中、3社しか回れないことになっています。
それは、「望むものが全てではない」ということを
知って欲しいからです。

短い時間の中、興味のある順番にブースを回る。
そのブースがもしいっぱいなら、優先順位の低いところから回る。
ブースがいっぱいになってしまいそうなら、他のコーナーにいって時間をつなぎ、次に座れるのを積極的に待つことも許しています。
要は、インターバル中にブース前で並ぶこともOKしました。
その上、それでもいけない子達のために、
3社のブースの説明会が終わった後、撤収作業中でもよいので
企業ブースの方に直接声をかけてもよいという新ルールまで
作りました。

簡単にいうと、目の前にいる企業にどんどん質問できる
機会を急きょ作ったのです。

しかし、控えめぶっているのか、積極性がないのか
真剣みがないのか、
背中を押さないと、企業の方と話すことすらできない。

中には、「もっと企業数を増やして欲しい」とか
「回れるブースを増やして欲しい」とか
「企業と話せる時間を延ばして欲しい」とかの
意見がありました。

若者の皆さん、考えてみてください。
3ブースの説明が終わってから、直接ブースに行って、
自己紹介して、名刺をもらって、後日行ってもいいのですよ。

【受身】【指示待ち】【不思議ちゃん】の多さに
驚いたのでした。

不況、不況、就職難、就職難っていうけれど、
就職が決まっていない若者たちにも問題はある!

何かが足りないということに気が付かないと

大阪大学 岡田先生と忘年会♪
(2009年12月18日のあずまっくすブログ)
でも書きましたが、エコ人類が大量に排出され、
企業の今後を左右するのです。
年長者は、自ずと現役を引退する時が来る。
その時に、今の若者が時代を背負うことになる。

心配です。

もっと、自分を見据えなきゃ。
客観的に考えてみなさい。
お友達と手をつないで合同就職説明会に来ている場合ですか?
大学4年生にとっては、もう1月です。
4月から、就職することができると思いますか?
友達と一緒に来たら、自分の好きなところに回れなくなるでしょ?
付き合わなきゃいけないでしょ?
貴重な機会なんです。
目をきらきらさせて、企業にアプローチしてください。
やる気と積極性とコミュニケーション能力があれば、
採用計画のない中小企業は、君たちのために門戸を開いてくれる事だってある!

2年間、「活きろ阪神間」を開催してきて、
この不況、企業だけの責任ではない!
きっと次世代の担い手が極端に不足している
社会自体に問題があるのでは?と
痛感しました。

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