今日は、ポレポレの村ちゃんとの約束で、久しぶりにポレポレハウスへ伺いました!
数日前のブログにも掲載した「バレンタインデー」のチョコレートを受け取りに行ったのですが、まだ届いていなかったようで、
う~ん残念と思っていましたが!
そこが村ちゃん!
かっこいいんですよ~。
私が会いたかった関戸君を呼んでおいてくれました!!
ほんとにうれしかった!!!!
実は関戸君、重度の障がいを持つ男の子なのですが、本当にしっかりしていて、尼崎養護学校の生徒会長だった子です。
こみさぽの田上のお母さんと関戸君のお母さんがお友達で、
就職に悩んでいた時、事務所を訪ねてきてくれました。
その時、関戸君の話をたくさん聞いて、たくさん尊敬して、そして社会への憤りを感じる気持ちを共有しました。
関戸君は大変勉強熱心で、かつ、何事にも前向きです。
しかし、身体に障がいがあるので、電動車いすでしか移動できず、
また字を書くこと等は時間がかかります。でもパソコンは上手です。
私と出会う前、ある市の障がい者対象の地方公務員試験を受験しました。障がい者のための筆記試験で、40分間で答えを記入しなければなりません。障がいを持つ人々は、みんな各々できることが違い、できないことも違います。
関戸君は、書くことに時間がかかります。頭で答えがわかっているのに、書くことに時間がかかるんです。
問題を簡単にしてほしいとも言っていないし、試験方法を抜本的に変えろとも言っていません。
時間を1時間にしてもらえませんか?くらいのことです。
結果はできませんでした。
だから答えが書ききれず、合格には至りませんでした。
そういう歯がゆい思いをたくさんしても、彼は諦めませんでした。
そんな話をしているときに、
「こみさぽで働くことはできませんか?」と言われたりもしました。でも、うちは、商工会議所本館に位置しているので、まず
大型の車いすのままでの乗車ができず、もちろんトイレも障がい者用ではありませんでした。
どうしようか悩んだ私は、まずはどっぷりつかってしまわない、きっと彼の将来を見据えてくれると心から信頼しているポレポレハウスに彼とともにお願いに行きました。
彼は、1週間のうち数日、ポレポレに行って、仲間と過ごすようになりました。
私は、彼の就職をどうしても諦めることができず、でも、無理をさせたくもなく、彼に合うであろう仕事の情報を入手しては、彼にメールをしていました。
そして、彼はこの4月、JR西日本あいウィルに就職します。
関戸くん。本当におめでとう!
あなたからとってもたくさんのことを教えてもらいました。
決してあきらめないこと。
自分で限界を作ってしまわないこと。
自らが恵まれていることに感謝せず、
受け身で相手を責めるばかりの大人たちは、
きっとあなたからたくさんのことを教わるのでしょうね。
あなたのことを大切に思ってくれたたくさんのみんなとともに
新たな社会へと旅立ってください。
そして、いつもいつもそばにいるね。
おめでとう!