暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか?
東朋子です。
先日、ブログに書いた私の記事。
「柏があつい!今日から私、変わります!」
comisapo.com/modules/iDiary/index.php?mode=show&date=20100728&com_date=14818
いろんな方にお読みいただいているようで、
笑われたり、ブログのファンになって頂いたりしているようだ。
別に特別なことを書いたわけではないが、
よくよく考えてみると、様々な業界・職種の皆さんが
心得にしていらっしゃる「守破離」なのだと思う。
(もちろん、お詳しい方にとっては、おいおい!と思われるかも
わかりませんが・・・)
私は、武道の修行をしているわけでもなく、
能や世阿弥が大好きというわけでもない。
私に会った事のあるみなさんが想像すると「そりゃそうだ」という話である。
しかし、おそらく人が何かに向かって成長していく時に、
必要不可欠な心持であり、かつ私自身の中にもそんな想いが
深く根付いているのではないかということだけは、
わかってもらえる気がしている。
「守破離」という言葉がどのように生まれ、何用語なのかは、
インターネットを検索すれば、なんなりと答えを見つけ出すことができるはずなので、ここで勉強不足の私が説明するまでもない。
私の中の『守(しゅ)』『破(は)』『離(り)』とはなにか。
それは、人が成長していく過程において、
避けては通れない道程のことを意味していると思っている。
人はみな目指したい人(指導者・上司・尊敬する人・親・・)から
何かを学び始めてから、ひとり立ちしていく。
その過程で、『守』・『破』・『離』という順に
段階を進んで行くものである。
これは確信に近い。
そうでないと「こみさぽ」は継続し続けられない。
「守破離」とは、受け継がれた物を守り
時代に合わなくなった物を捨て
新たに独自の工夫を加え、今までの物を越える
と理解している。
『守』は、最初の段階であり、愚直に目指す人の教えを守っていく。
できるだけ多くの情報を吸収し、その人の行動を見習って、
価値観を共有する。
無論、学ぼうとする人は、すべてを習得できたと感じるまでは、
それが納得のいかない教えであろうと、目指す人の指導通りに
行動すべきである。
時に私が「言われたことだけすればいい」という事があるが、
その段階である。
しばらくすると「自分で考えなさい」と言うことが増える。
こうなったら、次の段階である。
『破』は、教えを守るだけではなく、破る行為をしてみる段階である。もちろん、とんでもない方向に破れば、逆戻りだが、自分独自に工夫して、教えになかった方法を試してみるのである。うまくいけば、自分なりの成果が現れ、複数回試してみる機会もでてくる。
(破り方が正しい方向でないと大目玉だが、その破天荒な破り方も、長の付く人間は受け止めなければならないと思う)
『離』は、最後の段階で、目指す人のもとから離れて、学んだ教えを活かしながら、自分自身で創りあげていく。
不思議だが、「教え」を「仕事」に置き換えると、人材育成コンサルタントが使えそうな心得にもなる。
どんなことにも必ず基本がある。型やお手本がある。繰り返し繰り返し、練習したり、真似たり、稽古をしなければならない。
もちろん、目指す人の考える基本や型やお手本も、ずっとずっと同じではないはずである。
だいたい、お手本となる人は、みんな同じことようなことを言ってきているが、実は少しずつ工夫が加わって、次第に良いものだけが残されてきているものである。 時代や環境、その他いろんな理由から変化してきているものである。
こみさぽの評価が高いのは、全員がこの「守破離」の心得を、
何の気なしに実践しているからに違いない。
仕事であれば、何であれ、受け継いだものを守り、時代に合わなくなったものを捨て、独自の工夫を加え、それを繰り返す。そして過去を越える努力から、その人なりの独自性のあるものを創り出してい
いかなければならない。
明日から、こみさぽは盆休みに入る。
今回の盆休みは「全員必ず休むこと」これが約束である。
(西宮しごと相談室は、増馬がなんとしてでも休まないらしい(笑))
なぜ、休むのか。
こみさぽ本体にいるメンバーには伝えている。
この休みで「守破離」の「破」ための材料を仕入れてくるためだ。
人は居心地のよい場所にいると、そこで長時間いることが
当たり前になり、新たな場所を見つけようとしなくなる。
もちろん、盆明け、とんでもなく忙しくなることは織り込み済みだが、それでも、枯渇する脳みそを潤すインプットの時間が絶対に必要なのだ。
それが「破」のきっかけになり、ひいては「離」を導き出すのだと
思っている。
鍵まで預からないとこっそり仕事してしまうこみさぽメンバーに
強制休暇をとってもらうことで、様々な関係各所の皆様にご迷惑を
おかけすると思いますが、何卒、ご理解いただき、より成長した私たちにご期待いただきたい。
で、あずまはこれから「タイ」です(笑)
暴動に巻き込まれないように気をつけていってきます(笑)