2009/11/30 トピックス

ノーベル賞受賞者の益川先生は「悩まない」

こんにちは。東朋子です。

11月28日は私の人生にとって、大変重要な一日でした。
ご報告が遅れてしまいましたが、たくさんの言葉たちが心の中に
満ち溢れている気分です。

2008年のノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都産業大学教授の講演会が28日、西宮市民会館で開催されました。
いつもお世話になっている西宮市の方から、ご一報を受けて、
何とか入場証を獲得して、講演会を聴かせていただけることができました。

日本人初のノーベル賞受賞者である故湯川秀樹博士が西宮市内に住んでいたことをみなさん御存知でしたか?
それにちなんで開催されている「西宮湯川記念事業」もご存知でしたか?
私は西宮で事業をしているのに、恥ずかしながら知りませんでした。
www.nishi.or.jp/contents/00001134000400035.html

以前から、「西宮市」は、何かが違うという気がしてなりませんでした。きっと、こういうひとつひとつが「市としての品格」の根底にあるのだと思います。

また、益川教授は1997年から5年間、同事業の運営委員を務めていたご縁もあるそうで、今回の講演という貴重な機会が、この西宮市で行われたのだそうです。

お話の中身は、私の小さな脳の中にあふれているのですが、
少しだけ・・・・。

益川先生は「悩まない」そうです。
私は凡人なので、悩んでばかりなのですが、
「悩む」ということは「その時ではない」ということなのだそうです。
科学の世界では、どんなにあがいても、悩んでも、先に進めないことがよくあるのだそうで、そんな時は「今」ではないのだということだというのです。
「悩んだ」ことを忘れずに、時期が来れば、解決し、それが大発明になる。実際に今回のノーベル賞受賞も、長い年月を経て、見出したそうです。

なるほど。
「時期」・・・。納得です。

そして、最近話題になっている仕分けに関係するのかな?と思うこともちらほら。
昔は、テレビの横に、配線図が貼ってあったのを覚えていらっしゃいますか?
益川先生が小さかった頃は、その配線図を見て、箱を開けて直したりしたそうです。
そういえば、私の小さなこともそうでした・・(年がばれる・・)
でも、今はコンピューターも開ければ壊れる時代。
少しの静電気やほこりで、致命的な状況になってしまう。
そのために、何かを作り出す時、大きな施設が必要で、静電気を除去したり、ほこりをなくしたりした環境下の中で、研究をしなければいけない。

昔の技術なら、テーブル1つで研究できたものが、
今は大きな施設が必要。

「それは必要ですか?(蓮舫さん風)」と聞かれたら、
もちろん必要だから、予算を積んでいるはず。
「無駄」の論点の違うところでの話なのだと、気付かされました。

私たちが恩恵を受けている様々な技術が、
益川先生のように時代を駆け抜けながら、研究を重ねている方々の
あくなき挑戦によって生み出されていること。
そして、それを「無駄」かどうかでばっさり切り捨てることが
できるのかということをそこはかとなく、考えさせられました。

大変よい勉強になりました!

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