2年前の今日。
私たちは「今の私たち」を想像できていただろうか?
法人を経営するということの責務に気づいていただろうか?
働く人の幸せを描いていただろうか?
100年企業になることに、いや、10年企業になることに自信があっただろうか?
すべてがNOである。
私たちの初めての仕事は、兵庫県のこれまでお世話になった方が紹介してくれたものだった。ワークショップを開き、その結果をまとめたのだか、その時に学んだ考え方やシステムが今「ワークシェアリング」という言葉で、広がりつつある。
(ワークショップの結果が、しばらくして新聞記事になり、のちに、大変意味あることに参画できたのだと知ることとなった)
また、西宮商工会議所や西宮市、西宮市商店市場連盟の皆様方に多大なご協力を頂きながら、今日まで社風を大切にしながら、事業を着実に展開することができたのだ。
その後、様々な組織・団体・企業から、ワークショップやコーディネイト、講演の依頼また、企画・運営の依頼を積み重ね、6人の職員を雇用するまでとなった。
今年度は、経済産業省からの委託事業を受け、設立2年目にして身の丈だったのか、いささか不安ではあるものの、できる限りのことをやり遂げてきた。
成果はまだまだこれからである。
不安や不満は抱えきれないほど持ち合わせている。
しかし、ひとつだけ。
何よりもかけがえのないものを私たちは持っている。
それは、仲間であり、同志である。
新年明けてすぐ、今年一年の指針を決めた。
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一、事業実施のための研究・調査を怠らず、実践・実施力のある事業を展開します。
~継続的な事業展開のため、無理な事業計画を立案せず、成果を重視します~
二、クオリティ管理を行い、ステークホルダーが満足して頂けるサービスを提供します。
~ソフト事業にこそ、品質管理が重要です。安請け合いせず、成果指標を明確化します~
三、働く同志たち、集まる仲間たちに喜びを与える事業を目指します。
~企業としての責務である雇用の確保、労務管理の徹底、福利厚生の充実など、法人格である自覚を持ち、業界内でもっとも安心して働くことのできる、関わることのできる団体となります~
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向上心を忘れず、顧客サービスの徹底を心がけ、職員の幸せを実現する。
3年めに突入した今、今年描くビジョンは、今まで以上にクリアだ。
目指す先が見通せた気がする。
そのビジョンをみなで共有できることに、わくわくする。
こみさぽは「何でも入る大きな器」だ。
昔言われた「こみさぽは、丼(どんぶり)だ」論は正しかった。
かつ丼が食べたい人には「かつ」を、
親子丼が食べたい人には「卵と鶏肉」を、
もしかしたら「天津飯」もできるかもしれない。
上にのせるもので、バラエティある食事を提供できる。
どうぞ、この大きな器に「「○○丼」できるかなあ?」と
声をかけてほしい。
おそらくそんじょそこらの成果では納得いかない僕らがいる。
僕らは、無償でも有償でも有料でも、委託でも請負でも入札でも、
とにかく手を抜かない。それが「本物のプロだ」と確信している。
成果に納得いかず失敗もするだろう。
でも失敗したままなら、それは失敗だ。
成功するまでやりとおせば、それは成功となる。
失敗をとやかく言う、薄っぺらい大人たちを尻目に
いつか真面目に成功することを約束します。
3年目。
仕事を任せて下さる皆様も、お手並み拝見と様子見の皆様も、
こみさぽの同志になるなら今がチャンスです。
これから数年が一番かっこよく、一番おもしろい。
やんちゃでユニークですこぶる真面目な僕らに乞うご期待です。
理事長 東(寺坂)朋子