平成26年度「子どもと家族・若者応援団表彰」内閣府特命大臣表彰を受賞し、総理大臣官邸にて執り行われた受賞式に出席しました。
平素は、当法人に格別のご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、私たち NPO法人コミュニティ事業支援ネットが、この度図らずも表題受賞の栄に浴すことになり、これもひとえに支えて下さっている皆々様のご芳情の賜物と誠にありがたく心からの御礼とご報告をさせて頂きたいと存じます。
受賞にあたり評価頂いた活動内容は以下の通りです。
「大学生等の若い力をまちづくりに生かす活動や、若者の就労・就職を支援する事業など、様々な団体や人を結びつける地域活性化事業を展開している。また、学生の地域活動を就職活動に直接結びつけるシステムを独自に構築し、地域企業への就職実績を挙げている。」
設立以来、学生たちと共に仕組みを創り上げてきました。
大手就活サイトの「一括エントリー」に疑問を感じ、送られてくる「お祈りメール」でモチベーションを下げてしまう学生たちのために、彼らの個々人の良さを生かした就活ができないかと思い悩んだ日々が昨日のようです。
当初、地元の企業に優秀な地元大学の学生さんたちをなんとか結びつけたいと模索していた頃、諸先輩方には「何を言ってるんだ。学生は大手思考に決まってるじゃないか。無理だよ無理。」と一蹴され、それでもと考えあぐねて「地域とまちづくりと就活」という新たな仕組みを生み出すに至りました。
今、日本学生支援機構や大学の等の奨学金を受給している学生(学部生、修士、博士等含む)はどのくらいいると思いますか?
平成24年度の統計では、学部生 52.5% 修士では60.5% 博士はもっと上がって66.2% となっています。
そう、半分の生徒は奨学金を貰いながら大学に通い、もし卒業後すぐに就職できなければどうなるでしょう。
確かにアルバイトもとても大切です。しかしそれだけでは培えないものがある。
地域、まちに足を踏み入れることで学生たちは驚くほど社会人基礎力を身につけていくのです。欧米でもボランティア活動や地域貢献活動、社会奉仕活動の実績、受賞履歴等が高く評価されていると聞きます。
なんとか彼らの良さを見出して、生きる道を探すサポートをしたい、その想いに一途に、愚直に活動を続けて行きたいと思っています。
(データ引用URL
www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/12.html#shougakukinn )
私たちはまだまだ微力です。そして未熟です。
それでも、西宮で育てて頂いたNPO法人として、近隣都市である尼崎にご協力頂いている団体として、そしていつまでもいつまでもどんなときでも私たちを支えて下さる兵庫県のNPOとして、地域の発展のために尽力する所存です。
相変わりませずご指導ご鞭撻のほど、心からのお願い申し上げます。
最後に、当日は「にしのみや学生ビジネスアイデアコンテスト2014」の本番の大切な大切な日でした。この事業も3年目を迎え、当法人が大切に大切に育ててきた事業だと自負しています。断腸の思いで、総理大臣官邸での受賞式を選ぼうとご相談させて頂きました。西宮市、西宮市大学交流協議会、白鷹株式会社澤田社長、株式会社高山堂竹本社長、リヴァックスホールディングス株式会社赤澤社長、関西学院大学木本先生、武庫川女子大学松井先生、大手前大学太田先生、西宮商工会議所野島常務、すべての皆様の温かいご理解に心からの感謝を申し上げたいと思います。NPO法人コミュニティ事業支援ネットとしては遜色なく実施できたとしても大変なご心配とご迷惑をおかけしたかと思います。皆様からの「おめでとう」の言葉は私たちには特別の意味がありました。
いつもいつも支えて下さっている西宮のすべての皆様のお役に立つために、これからも精進します。
まずは略儀ながら、この場及びフェイスブックでのご報告とさせて頂きます。
また機をみて、感謝の会を企画しております。その時はぜひ、少しだけ頭を撫でてやって頂きたいと思っております。
賞の詳細は以下をご覧ください。
web.pref.hyogo.jp/press/20141119_e405ae3e12a4dfff49257d95002e39cb.html
web.pref.hyogo.jp/press/documents/20141119_e405ae3e12a4dfff49257d95002e39cb_1.pdf