こんばんは。東朋子です。

入学式は泣いてしまう。
いや、年取ったからか、とにかく何でもかんでもないてしまう。

「そこ？？？」と言われるが、涙腺を鍛えない限り
涙が止まらない。
涙腺の鍛え方がわからない・・・(^_^;)

娘の入学式。
校長先生がこんな話をしてくださいました。

「後になって誰が書いたかはわかりますので、聞いていてください。

「僕の夢」

僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには練習が必要です。
僕は三才の時から練習を始めています。
三才から七才では半年くらいやっていましたが、
三年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。

だから、一週間中で友達と遊べる時間は5、6時間です。
そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になると思います。
そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。
ドラフト一位で契約金は一億円以上が目標です。
僕が自信のあるのは投手か打撃です。

去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。
そして、ほとんどの投手を見てきましたが
自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、
打撃では県大会4試合のうちホームラン3本を打てました。
そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。
このように自分でも納得のいく成績でした。
そして、僕たちは一年間負け知らずで野球ができました。
だから、この調子でこれからもがんばります。
そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、
お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。
とにかく一番大きな夢は野球選手になることです。

小学校6年生　鈴木イチロー」

もう、号泣ですよ。号泣。
検索すると、たくさん出てくるので、有名なんでしょうね。

私ははじめて聞いて、もう涙が止まらない・・・。

私の号泣はさておき、書きたかったのは、
人というものの凄さです。

中学1年生と高校3年生の子どもを持つ親として、
もちろん、自慢の子供たちなのだけれど、
もっと高みを目指してもらうために
この強さと忍耐力はどうやって培われていくのか
知りたくなってしまうのです。

これはきっと、子供だからとか大人だからとかそういうものじゃない
かもしれません。

１）現状を客観的に評価する
２）将来の目標を明確に持つ
３）それに向かって休むことなく努力する
４）努力こそが成功の礎であると信じ、あきらめない

この鉄則を普遍的に継続していくことで
夢を現実のものにしていくのですよね。

自分でもできていない・・・。
なので、大きなことは言えないのですが、
「そう思う気持ちがあるかないか」はとっても大切だと
思うのです。

同じ空間で、同じ話を聞き、同じ時間を過ごす。
それでも、感じる心は人さまざま。

娘の入学式で、人に語れる話ができたこと。
もちろん、彼女の晴れ姿を見ることができて、
うん！産んでよかった・・いやいや、生まれてきてくれてありがとう。
という気持ちでいっぱいになりましたよ。
もちろん、そうですが、
やっぱり、教育って大切だと痛感した春です。

人を育てる人。
まちを育てる人。
そのすべてに課題や問題意識を持つ私たちのような存在。
また、何かの課題を見据えて、まちをよくしようと思っている人。

みんながあの４つの鉄則を繰り返し繰り返し実行し、
それが、人のため、まちのため、誰かのため、何かのために
なるのだと泣きながら思ったのでした。

私はそれを感じられる人に生まれてよかった。
両親に感謝しました、口には出さないけど(笑)

それを感じられる人に生まれたからこそ、
また明日に向かって進める。

春はそこまできています。

私たちも、どこかのだれかの笑顔をつくるため
日々精進です。