こんにちは。東朋子です。
ずっと前から観たかった映画。
寺坂は、興味がないのだけど、いつも私の趣味を押し付けつつ(笑)
連れてってもらう。
「プレシャス」
www.precious-movie.net/
NYのハーレムに生まれた女子の人生を描いた映画である。
父親からの性的虐待。母親からの暴力。
貧困。生活保護。ソーシャルワーカー。教師の存在。
家族のあり方。
生きて行くということを深く深く考えた。
それは「ハーレム」だからあることなのか。
そうではない。
家族のあり方が、生まれてきた子どもの運命を左右していく。
最近、病んでいく人たちが増えているとニュースが叫んでいる。
もしかしたら、私も病んでいたのかもしれないし、病んでいるのかもしれない。
でも、あたたかな一縷の望みがあれば、前に進める。
八方塞でも、くもの糸のようなわずかな機会を手繰り寄せる諦めない気持ちがあれば、前に進めるように思う。
簡単じゃないけど。
家庭環境って、大切だよね。
それはどこの国でも一緒。
もしかしたら「家庭」ってフィールドだけじゃないかもしれない。
人はいろんな人に出会って、変わっていく。
どんなに苦しい時でも、自分を受け入れてくれるフィールドがあれば
すっくと立ち上がることができる。
周りに増えてきたと言われる「心が叫んでいる」人たちの
お手伝いができる社会資源になると心に決めたのは
「せおまり」との出会いがきっかけだ。
私を「社会資源」であると学会に発表してくれたことから
目線や考え方が全く変わっていった。
社会は様々な縦割りの組織の中で、同じ事を繰り返して
専門家を作り出していく。
でも、その縦割りに社会の中では、動きづらいことだらけだ。
誰かが横軸を通さないといけない。
せおまりが私に与えた使命は
専門家なんかじゃなく、社会の資源である「東朋子」の存在である。
障害をもつ。
複雑な家庭環境に育つ。
激しく傷つくことがあった。
苦しい気持ちから抜け出すことができない。
そんなたくさんのたくさんのハードルを誰かが超えていく時、
私はどんな役目を担えるだろう。
いつもそう思って過ごしている。
そして、それはこの地でも。あの地でもである。
かくいう私を支えている私の家族は
きっと大変だろうな(笑)