2018年も残すところ僅かとなり、本日が当法人3つの事業所すべての業務最終日となりました。
「まちづくり」というカタチのないものを追い求めて、職員一同ひたむきに努力した一年が終わろうとしています。
今年は「悪天候」に悩まされた一年でした。12年に入ろうとする当法人の短い歴史の中で、これほどまでに苦しみ、悩み、断腸の思いで結論を受け入れたことはありませんでした。長い歴史を持つ本部事務所の建物自身も台風などにより何度も工事をせざるを得ない状況になり、また指定管理施設での急な閉館対応に慌てる一幕もありました。とはいえ、12月最後の二大事業が同日開催にも関わらず、多くのこみサポ卒業生に助けられ、天候にも味方され、成功裏に終了できたことは、職員たちの未来への自信に繋がったのではないかと思っています。
以前一度だけお会いしたことのある、株式会社植松電機 の植松努 代表取締役が著書の中で【「どうせ無理」という呪文が自信を殺す】とおっしゃっています。まさに、どうせ無理だと決めつければ、未来の可能性まで失ってしまいます。どうやって準備するか、どうやって実現するか、という難題に向き合い続け、時には挫けながらも、職員の心の中に確かな課題と成果を残ることができたと自負しています。
最近、まちづくりの成果には種類があるのだと気付かされました。
もう終わってしまいましたが、例えばクリスマス会開催事業を受託したとします。
仕事で引き受けるとするならば、緻密な準備と計画をもって、多くの参加者に満足してもらうことが成果です。
しかし、これが地域活動だったらどうでしょう。
実は今年、主人が「クリスマスのサンタを急に引き受けることになった」と言い出しました。クリスマス会のサンタが急にいなくなってしまう催しは「仕事」であれば、段取り不足であり、反省すべき点なのでしょうが、地域活動としては素敵なことだと思うのです。急なお願いでも訊いてもらえる人と人との繋がりや、頼み頼まれ持ちつ持たれつの温かな関係性があるからこそ、サンタさんがいないクリスマス会にならずにすむのです。そしてその「ちょっと足らないけどなんとかなる感」こそが、結束力を強くし、距離感を縮める地域活動の大切な成果の一つであると思っています。
私たち こみサポの業務の中で、このバランス感覚がとても重要であり、研ぎ澄ましていかなければならない部分ではないかと考えています。
何を成果とし、どこに向かっていくのか。誰を幸せにするための仕事なのか、それとも仕事という感覚自体が違うのか。
新たな年は、判断を求められる場面が多くなるような予感がします。
常に、目的に向かって、まっすぐに、そして愚直に、進んでいければと思います。
めまぐるしく走り回る一年を無事に過ごせたのも、皆さまのおかげです。
感謝してもしきれません。
何かあったら思い出す。
皆さんの頭の片隅にずっと残り続けていける私たちでいられるように、これからも精進します。
皆さんが私たちの誇りであるように、私たちがみなさんの誇りになれるよう、引き続きご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
最後に、誠に勝手ながら
年末年始の休業は2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)までとなっております。
尚、年始は1月4日(金)午前9時から西宮市市民交流センターは開所し、本部事務所・西宮市中高年しごと相談室は午前10時から通常通り営業しております。
2019年が皆さまにとって素晴らしい飛躍の年になりますよう、心からお祈り申し上げております。
理事長 東 朋子
恒例の一文字
東 朋子 の今年の一文字『疲』
奥西 崇文 の今年の一文字『労』
増馬 優樹 の今年の一文字『未』
白藤 千里 の今年の一文字『姿』
柏本 晃亮 の今年の一文字『卒』
鎌苅 一裕 の今年の一文字『安』
宮地 妃世里 の今年の一文字『学』
坂部 正洋 の今年の一文字『飯』
墻 佐弥香 の今年の一文字『決』
山口 友規 の今年の一文字『試』
兵頭 敦美 の今年の一文字『会』
中西 一人 の今年の一文字『喝』
金田 順子 の今年の一文字『兆』
中嶋 晋平 の今年の一文字『備』
貝畑 淳子 の今年の一文字『協』