2007/06/08 トピックス

【訪問】ナミねぇ~に会ってきました!

いつもお世話になっている池田会長のご紹介で、[link:www.prop.or.jp/]社会福祉法人プロップ・ステーション[/link]理事長 竹中ナミ(ナミねぇ)に会って、たくさんのお知恵を頂いてまいりました~。

翌日に「第1回小規模作業所等サービス体系移行推進事業に係る移行推進研修会」を控え、どう話せば伝わるのか、どう表現すれば伝わるのか、頭を悩ませていたのを、池田会長が心配してくださって、急きょ引き合わせてくれたのです。

先日のある会合で、基調講演をしてくださった時、お話を拝聴しながら、すごいパワーのある方だ・・・と思ったのですが、なんのなんの・・・・。直接お話を伺うと、そんなもんじゃないくらいの迫力です。

「明日の小規模作業所への講義なんですが~」と、もじもじと話している私に、
●これからは親の意識も作業所側の意識も変えていかなければ
 ならない
●危機感を持ってもらわないといけない
●障害者は、きちんと「よい作業所」を選ぶ時代になっている。「サービスの選択」の時代だ。だからこそ、障害者の家族は、選ぶ目を持つ事、よい作業所を探す努力をすること。作業所は、よいサービスのために、働く人達も一丸となって、よい作業所にしていかなきゃいけないんだ。
●障害者は働けないのではなく、働かせてもらえていないのだ
●働くための技術を習得する等のために、適正な価格を支払って、技術を学び、仕事をしなきゃいけない。素人仕事では、健常者も障害者も食べてはいけないんだ。100円でも貰えば、仕事はシビアなものなのだ。
●いつまでも「無料」のサービスが多すぎる!!「無料」で本当によいものが手に入るわけがない!!
●変わろうとしなければ変わらない!
などなど、あの迫力で語ってくださいました。

最後から2つめの
●いつまでも「無料」のサービスが多すぎる!!「無料」で本当によいものが手に入るわけがない!!
は、NPO法人も同じだ。

行政からの補助金を受けていた私にとって、非常に胸にぐっとくる話だ。
私は、これまで「行政から貰ったお金なんだから、最大限よいサービスを提供しなければ・・・」と、思ってきた。
そして、その「無料」という枠組みをとっぱらって、今、きちんと対価を得ながら事業をしている。

こみさぽに来るみなさんは、もちろん「お金を払って当たり前」と
言って、通ってきてくれている。
相談も、支援も、きちんとお金を貰っている。
起業相談は無料だが、起業しただけで継続なんてできない。
そんなこと、ビジネスの世界では当たり前だ。
でも、NPO法人という世界は不思議で、「設立したら目標達成」みたいな風潮がある。
決してそうではないから、有償で、運営・経営相談を行いながら、少しずつ前に進んだり、つながったり、専門家からの指導が得られたりしている。

無料でサービスを行っているところはどうだろうと思い、いろんな人に聞いてみた。
やっぱり、無料は無料。
「私にはわからないから」とか「その時間は対応できません」と言われたという意見が大半だった。

行政サービスから民間へ移管するという事は、民間だからこそできる事をするために・・・と思ってきたが、最近違うという事に気がついた。

行政からお金がついて民間に移管されているところの中で、
対価を払わずにサービスを行おうとすると、「ちっちゃな行政」になりさがってしまうのかもしれない。

きちんと、レベルを保持しながらサービスを継続的に行おうとすると、対価を得ないといけないのだ。
そうでないと、行政からのお金が切れた時点で、継続は不可能になる。行政だってずっとお金があり続けるわけではない。

すごい勢いのリストラという憂き目にあうのだが、私たちはその前に、継続的な支援を続けるために、やっぱり独立し、有償でサービスを行うという道を選んでよかったのだと思った。

作業所の話をうかがいながら、わが身に照らしてとても有意義で勉強になった貴重な時間だった。

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