『人生には降りられない舞台がある-
まちのため、家族のため、友のため、
そして自分のために、少女たちはフラダンスに挑む』
(フラガールWEBサイトから引用)
以前から観たいみたいと思っていながら、貸し出し中だったり、
機会を逸したりして、観れなかった「フラガール」をやっと観ることができました。
稼げるNPO法人、稼げるコミュニティビジネスが大切と以前から
いろいろな方々にお話したり、新聞に掲載されたりしており、
そもそものコミュニティビジネスの考え方も、炭鉱などの閉鎖や
人口の減少、まちで仕事を作っていくと言う取り組みの弱さが原因となってできたといういきさつから、この映画には非常に興味がありました。
驚いたのは、この映画の中に
「行政」とか「役所の人」などがまったく出てこなかったこと。
昭和40年、本州最大の炭鉱・常磐炭鉱では大幅な人員削減が迫り、かつての基幹産業としての隆盛は見る影もなくなっていた時代でも、自分たちの働き口は自分たちで考え、役所などという機関に頼らず、創り出すことができたのですよね。
私たちは、あまりにも行政という鎧を着た人たちに頼りすぎているのではないでしょうか?
炭鉱が閉鎖になれば、働き口がなくなる。
活動して勝ち取ろうとがんばった方々もすばらしかったのですが、
だめならほかの物を創ろう!いい作戦を考えよう!とする極限の前向き思考も心が打たれました。
そもそも、まちづくりは挑戦の連続で、時代の流れにのまれてしまうのではなく、果敢に新しいものを生み出していくものだと、
この映画を観て思いました。
昨今のまちづくりは、単発のイベントを行う事で成功したと勘違いしてしまい部分が見受けられて少し残念に思っていました。
本当の「まちづくり」をしたい!と集まった『こみさぽメンバー』が夢を形にできるよう、再考したいと思ったのでした!