東朋子です。

1995年（平成7年）1月17日午前5時46分52秒。
兵庫県南部地域に未曾有の被害を出す地震が発生しました。

その時、私は上の子がまだ小さくて、
同じベットで抱えるように眠っていました。
大きなゆれとと共に、地鳴りがして、
ベットの枕元の壁にかけてあった大きな絵画が
すごい勢いで落ちてきました。
母というのはすごいもので、
とっさに片手でその絵画を受け止めました。
あの絵が、息子に落ちていたら・・・。
まだ生後3ヶ月の息子は大怪我をしていたと思います。

余震が続く中、窓をあけると、町中が白くくすみ、火の手が上がっているところも見えました。

その後、水も電気もガスもない中、
地域のいろいろな人の助けで、子ども共々生きてこれました。

もちろん、地域の皆さんと共に、
助け合い、声を掛け合い、慰めあいながら
今の私の活動がある。

忘れられないたくさんの想いが
蘇ってくる日が今日、1月17日です。

そして、今日は阪急今津駅近くの津門川福祉会さんと
「阪神大震災15周年事業～津門川の灯を忘れない１０～」を開催します。
津門川町では10人の方が、尊い命を落とされました。
私たちがこの日を忘れないこと、
こどもたちが、そういうみんなの助け合いがあって今があること
いろいろな想いを感じてくれたらと、
ご協力させていただくことにしました。

5時になり、辺りが暗くなってきたら、
想像以上の地域の方たちが公園を埋め尽くし、
みな、あの時の手をつなぎあったことを思い出し、
そして語り合いました。

子どもたちは無邪気に
福祉会から振舞われた豚汁とおにぎりをほおばって、
初音屋の立花さんからコーヒーが、
シルバージャパンの中林社長からはカイロが提供され、
あっというまになくなっていました。

また来年、同じようにこの場所で
「みんな元気に」集まれればいいな・・と
思いました。