今年も残すところわずかとなりました。
本日をもって、NPO法人コミュニティ事業支援ネット
(本部・西宮市市民交流センター・中高年しごと相談室)
すべての今年の業務を終了させていただきます。
本年も格別のご愛顧を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。
近年で最も業務が立て込んだ今年。様々なことがありました。
■本部
既存事業に加え「わたしのキャリア研究会(わたキャリ)」がスタート。
1年・2年の女子大生だけで兵庫県内企業10社と企業研究し、キャリアプランに生かします。兵庫県内企業への就業や定着を目指す本事業なのですが、確かな手ごたえを感じる企画となりました。
兵庫県内には多くの国内トップシェア企業が存在し、特に地域密着型の地場産業が盛んに行われているのも特徴です。
しかし学生、特に女子にはなかなか認知されていないのが現状。
今回の企画で、特に20歳前後の女子学生がキラキラ目を輝かせながら企業研究を積み上げ、企業の皆さんにも積極的にご指導頂きながら育っていく姿をみて私たちに求められていることの意義や価値を見出すことができています。
来年3月14日(土)にはハウジング・デザイン・センター神戸(HDC神戸)で仕上げの最終フォーラムを開催します!
是非、学生たちの素晴らしい発表を見に来て下さい!
わたキャリホームページ comisapo.com/watacaree/
わたキャリフェイスブックページ www.facebook.com/watacaree/
■西宮市市民交流センター
本年は5年に一度の指定管理者選定年でした。
この5年間、西宮市内NPO法人、公益活動団体等の皆さんとの様々な交流や協働を通じて重ねてきたノウハウや人的ネットワーク、実績を思いっきり発揮できる提案を作り上げ無事、採択されました。
これで2025年度まで指定管理を継続させて頂くこととなります。
困った時には西宮市市民交流センターに行ってみよう。と言われ続ける拠点であるために、また来年から新たな展開を目指します!
■中高年しごと相談室
長年40歳以上の方の就職をサポートしてきた私たちですが、雇用を取り巻く環境も様変わりしてきていると改めて感じることが多くなりました。
一度躓くとなかなか立ち直ることができない相談者の皆さんが増えています。
想いもやる気もあるものの、前に進むことができない皆さんのお話を聞き続けるというのは、実は大変根気のいることですが、機械的に相談にのるようなことをせず、時には遠回りだけれど医師と連携しながら相談者を支える。
そんな場所でありたいと思っています。
当法人でも最も地味な事業ですが、いつか大輪の花のような成果を生み出してくれるのではないかと期待している事業です。
毎年毎年、少しづつ働く仲間が増え、こみサポを知っていてくれる人たち、卒業生も増えています。
しかし、組織が成長すると悩みも増え、プライベートでは母の介護にも直面しています。
そんな時、私はいつもこの言葉を思い出すようにしています。
「不苦思有智」と書いて「ふくわうち」と読む禅の言葉だそうです。
苦しいと思わないということは知恵があるということ。
苦しみを苦しみだと思わないようになるまでは、それなりの苦しみを味わい、それを乗り越える工夫、智恵を身につけないと、苦しみだと思わない心境には達さないものなのですよね。
過去は変えられないというけれど、私は過去は変えられると思っています。
過去を変えることができるのは「未来」だけ。
どんな悲しみも苦しみも悩みも「未来」が明るく続くなら、あの苦しみがあったからこの喜びがあると思い続けられます。
過去をすべて素敵なものにするために、私は自分が精いっぱい努力する明日に向かいます。苦しいことを乗り越えられる知恵を両手いっぱいに持って。
新しい年はきっと素晴らしい年になります。
NPO法人コミュニティ事業支援ネット、職員全員で、この変わりゆく令和を駆け抜けますので、皆々様、来年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
NPO法人コミュニティ事業支援ネット
理事長 東 朋子
【一年を締めくくる漢字一文字】
『 智 』 東 朋子
『 顧 』 奥西 崇文
『 脱 』 増馬 優樹
『 転 』 白藤 千里
『 五 』 柏本 晃亮
『 鉄 』 中西 一人
『 澁 』 鎌苅 一裕
『 成 』 中嶋 晋平
『 変 』 貝畑 淳子
『 波 』 坂部 正洋
『 新 』 山口 友規
『 然 』 兵藤 敦美
『 泣 』 春田 透子
『 実 』 本村 萌華
『 挑 』 田中 美希
『 成 』 寺坂 美桜