こんばんは。東朋子です。
物事のあるべき姿を探る時に
ステークホルダーの皆さんを集めて、
あるいは、その人たちの意見を聞く仕組みを使って、
意見を聞くことがよくある。
ともすると独りよがりになってしまう方向性を
客観的にみようとするのだが、
なかなかうまくいかないのも現実である。
要するに一部の声の大きな意見が、まるで総意のように
まかり通ってしまうのだ。
逆もある。
例えば、少数意見で、かつ、それが強引だったりすると
それに流されてしまう。
是々非々というが、何が是で何が非かが問題である。
今、西宮の学生たちは、まさにそれを考えている。
もちろん全員から意見を聞くことはできないが、
それでも大学を背負って、学校からの推薦をもらって
活動している「NCP(西宮市大学交流協議会連携学生プロジェクトチーム)」のみんなは、友人や先生方に意見を聞きながら、
暮らす街のこと、過ごす街のこと、遊ぶ街のことを考えている。
真剣である。
もちろん、彼らには実現可能か不可能かの基礎情報を
事前に教えているわけではない。
根拠法や地方自治法や、そんな精査はしていない。
まずは、「地域」「まち」に興味を持ってもらわなければならないと思っているからである。
基本的な知識を、大学やそれまでの教育で受けてきている若者だけがまちのこれからを描けるわけじゃない。
こうなったらいいな。
ああなったらいいな。
という試行錯誤の中で、
うまくいかない理由や、なぜ実現できないのかを
そもそも知らなかった自分を責めながら学ぶのだが、
その前に「みながわがこととして捉えなければならない課題をそこに
ある」という現実を知ることが大切なのである。
とても基本的なことだが、
●●を活性化しましょうというと
ハード面とソフト面の両面から探っていく必要がある。
頭の中で、時に固定的なことの改善点をあげていたり
柔軟に動かせる、発想次第でどうにでもなることを考えていたり
それがぐちゃぐちゃになることが、大人でもよくあると思う。
少なくとも、私はよくある。
それを、整理しながら、まとめていく。
本当に私、このワークショップの手法スキなんです。
その昔、私の前で
華麗なファシリテーション・グラフィックを披露してくれた人が
いた。
まだまだその人には届かないけど、
日々、学生と共に、議論の整理の仕方を鍛錬している。
気になったら見に来てください。
ご披露します(笑)